函南 伊豆の国ピアノ教室～やる気スイッチの入れ方は？

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函南町三島市　伊豆の国市を中心とした歌とピアノ教室、リトミック教室　塩谷　満美です。子供が「やりたい！」といってはじめたこと、やりたいといったわりにやる気が感じられない、と思ったことありませんか？好きなことであっても、やる気スイッチがON！とならないと「本当にやりたいの？」と保護者の方は疑問に思うかもしれませんね。 まわりの大人の関わり方や、声のかけ方、そういうことで子供たちは180度変わることがあります！

どんな声掛けがいいの？　Sくんのケース

今まで数百人のお子様のレッスンを経験してきて、「急に良い方向に変わった！」という経験が多数あります。私が講師になったばかりの頃指導しはじめたSくん。三島市まで出張レッスンでお宅に伺ってレッスンをしていました。 小2の発表会でかなりの背伸びをしてチャレンジした「キセキ」という曲との出会いで、ピアノへの向き合い方がかなり変わりました。 ピアノに対する「自信」がでてきました。そしてその後、楽器店主催のピアノコンクールに挑戦したり、学校では大切な卒業式の全体合唱の指揮者に指名されたり、活躍しました。「曲との出会い」がひとつ大きな転機となりましたが、他にも大きな転機となった出来事がありました。ピアノレッスンとは、気を付けないと「ダメだしばかり」になりがちです。当然生徒さんには上手になってほしいと思って指導するわけですから、それも自然のことかもしれません。しかしあるとき、こちらがどんなに一生懸命指導しても良い方向に向かないことがありました。そんなレッスンの中で、Sくんの良いところを伝えたのです。 するとSくんの目が一瞬にして輝き、うまくいかないところもあっという間に改善！ 「ダメだしばかりではだめなんだ」若かりし頃の私が「気づき」を得た瞬間でした。

曲との出会いで変わる！　Nちゃんのケース

これまた、私が指導を始めたころに出会ったNちゃん。年少さんで体験レッスンにきたNちゃんは、大手音楽教室にも体験レッスンにいったようでしたが、お母様が「求めていることと違う」と感じてピアノ個人レッスンの体験レッスンにこられました。年少さんでしたので、リトミックとピアノを組み合わせたレッスンをしましたところ、学校の先生でもあるお母様が「なるほどー！そうやって教えるのですね」とすごく関心されまして、そのままレッスンを始めることになりました。 Nちゃんは伊豆の国市から函南まで通っていて、いつもニコニコして、お母さんと一緒にリトミックを楽しんだり、ピアノを弾いたりレッスンを積み重ねていきました。その後成長し、小学生になってもNちゃんはピアノレッスンに楽しく通っていましたが、「練習をしない」「お母様もお仕事が忙しくNちゃんと一緒にピアノに取り組む時間もない」という状態が続きました。特に、お母様がお仕事されていて、子供さんも学童保育に通っていたりすると、平日は帰宅し夕飯を食べ、お風呂に入り、翌日の準備をする、それだけで精一杯かと思います。そんな日々が数年続きましたが、小4のとき「ソナチネ」に出会いこれまた180度変化したのです。発表会で弾くために練習していましたが、発表会の前に子供の生徒さんたちだけで教室のお楽しみ会をおこないました。ひとりずつピアノを弾き、終わるとゲームをしたりお菓子を食べたり楽しむというイベントです。そのお楽しみ会でNちゃんは「ソナチネ」を弾いてくれたのですが、その演奏が突然に素晴らしく、先生も生徒さんたちも圧巻！の演奏だったのです。その1曲で家での練習への向き合い方も180度変わり、ピアノコンクールでも賞をいただいたり、学校の伴奏でも活躍したり、音楽大学を目指して勉強することになりました。 まさに曲との出会い、しかも古くから受け継がれている良きクラシック音楽との出会いがNちゃんを変えました。

ひとりひとりに合った声掛けやレッスンの内容

曲との出会いで大きく変化した生徒さんは他にもたくさんいますが、日々のレッスンのなかでは声掛けや、カリキュラムの組み方などで変化することも多々あります。人によって、「自分の目標をこつこつ達成していくことに喜びを感じる」とか「まわりの人に喜んでもらうことがモチベーションになる」とか「ゲーム感覚でワクワク取り組むことが楽しい」など、モチベーションの上がることが異なります。この子はどういうことでモチベーションが上がるのかな？という視点で、よくお子様をみて、レッスンでの声掛け、宿題の出し方、曲選びをしていきます。ピアノレッスンには楽しくくるけれど、いまいち家ではピアノを弾く時間が短いなあ、と感じましたら、「ピアノの練習をしなさい！」「練習しないなら辞めなさい！」などと声掛けしても効果はありません。ピアノの先生と相談しながら、その子その子にあった声掛けをしていけると、親子ともに楽しくピアノに向き合ってよい感じで続けていけると思います。続けていくことで、ピアノや音楽を通して価値のある財産を得られることは間違いありません。