こんにちは、花音～かのん～音楽教室 塩谷 満美です。
毎日、ピアノや歌、リトミックのレッスンをおこなうにあたり、レッスン計画、実績記入を繰り返しおこなっております。
このことで、笑顔の生徒さんが増えます！
看板犬も見守ってくれています！
昔はノートに手書きで記入したりしていましたが、現在は電子化。 過去の記録もできるだけ電子データとして取り込んであります。
記録をみると、いつどんな曲に取り組んでいたか、レッスンの様子で特に変わったことがなかったか、発表会やコンクールなどでどんな曲に取り組んだか、などすべてチェックすることができます。
この記録が一番活躍するのが、「壁にぶつかったとき」です。 ピアノなど習い始めたばかりのときは、どの生徒さんもワクワクするでしょう。
ピアノレッスンをはじめて半年、1年、2年と経っていくと、「最近笑顔がないなあ」「最近なかなか進まないなあ」などと壁にぶつかることがあります。
学校や幼稚園での出来事、家庭での出来事、レッスンの内容などいろいろな要素が関係すると思うのですが、どんなときでも一番大切なのは「教室にくること、教室で音楽に触れることが楽しい！」と思えることです。
ですので、過去にやってきたレッスンを見直したりしながら「今回のレッスンはこういうことをやってみよう」「今回はこういうアプローチでやってみよう」「こういう宿題をだしたらどうかな？」とレッスン計画をたてます。
最近も数名の生徒さんのレッスン内容を見直しました。
すると、みんな笑顔で生き生きとして、生徒さんも先生も楽しいレッスンとなります。
小学生Yちゃんのピアノレッスン見直し
小学生のYちゃんは、音楽が好きで、自分の選んだ曲に取り組んでいるにもかかわらず笑顔があまりみられませんでした。
Yちゃんは以前他の教室で習っていたので、そのときの教本をたくさんもっています。
前の先生も、いろいろ考えてYちゃんに合う教本を試行錯誤していた様子が目に浮かびます。
Yちゃんは教本を使用せずにレッスンすることにしました。
リコメソッドの曲に取り組んだり、好きなポピュラー曲に取り組んだり、オルガンを使ったレッスンをしたり、ノートに楽譜を書くレッスンをしたり、、、 そして、ある日覚悟を決めて「Yちゃんはピアノ絶対上手になるよ！だから毎日練習してごらん？」と伝え、ギロックの曲を宿題にしました。
レッスンでまず予習をして右手だけ音読みして弾いてみました。
するとだんだんYちゃんが「楽しい！」と生き生きと取り組み始めました。
翌週のレッスンでは毎日ではないけれど、練習した日が大幅に増えていました。
そしてさらに翌週のレッスンでは自ら「毎日やったよ！」と先生に報告してくれて、曲も両手でスラスラ～と弾けています！
なんといっても、レッスン室に入ってくるときからもうYちゃんの様子が全然違います。
出席カードにシールをはると、すぐにピアノの椅子に座り、宿題の曲を弾き始めます。
テレビ番組の「大改造！劇的ビフォーアフター」くらいの驚きがあります。
どうしてこんなに変わったのか、まだ確信は得られていません。
「上手になるよ」と伝えたことがよかったのか、「毎日練習する」ことがよかったのか、「ギロックの曲との出会い」がよかったのか、、 「毎日練習しよう」ということで「大変」「嫌だ」とマイナスに考えてしまうお子様もいるので、そういう場合にはピアノをやめてしまうこともあると思います。
ですので、「毎日練習しよう」という言葉は私の中でかなりの覚悟をもって発した言葉でした。 生徒さんは本当にひとりひとり全く違います。
ひとりひとり違う生徒さんを、ひとりひとり違う方法でレッスンしていく、何年指導していても何人指導してきても、難しい部分であり、またそこを解決していくことが指導の醍醐味でもあります。
日々、生徒さんの表情をみたり、お話をきいたりして、「レッスンやピアノを楽しんでいるかな？」と確認しながらレッスンしています。
そして、教室の他の講師にもレッスン計画、記録は実施していただき、私が担当していない生徒さんのレッスンの様子もしっかり把握しております。
今後は、レッスン記録をもとに活発にレッスンの方向性や内容を意見交換していきたいと思っています。
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